7兆円という巨費を投じ、アイルランド製薬大手を買収する武田薬品工業。背景にあるのは、新薬を生み出せなければ、国内最大手といえどもグローバル競争の中で没落してしまうという危機感です。

 

タケダショックが呼ぶ嵐

製薬大再編

武田は買収によって世界の製薬業界で戦っていけるのでしょうか? パイプライン(新薬候補)を強化しようとする武田の積極性は評価できますが、一方で懸念もあります。高値づかみではないのか、シナリオどおりに新薬を出せるのか、決して楽観はできません。そして今回の買収は、ほかの国内製薬会社が今後どのような生き残り戦略を描くのかを、あらためて問いかけています。国内製薬会社を驚嘆させた「タケダショック」は、新たな再編の呼び水になるのか。製薬業界の未来を展望します。