銀行収益の低下がとまりません。日銀によるマイナス金利政策は長期化が必至です。企業への貸出金利は、金利競争で下がり続け、銀行収益の柱である資金利益(貸出利息や有価証券利息から経費を除いたもの)は、超が付く低空飛行。保有する株や債券を売って利益を確保していますが、これをいつまでも続けられるわけではありません。「金融異常事態」が続いています。 

 

10年後、その銀行はあるか

金融大淘汰  

金融界にとっては金融庁との距離感も経営の重要課題です。在任3年目に突入した森信親長官は東洋経済のインタビューで、「日本の資産運用業界(銀行、証券、投資信託運用会社)は、顧客のニーズに応えた良質な商品・サービスという点で、やりきれていない」と述べています。地方銀行についても、「このまま足元の収益ばかり考えていると遅きに失する」と警告をしています。

悪化する収益環境。これまでのビジネスモデルの限界を指摘する金融庁。金融業界は変革を求められています。

特集では、「森長官のロングインタビュー  『変われない銀行は手遅れになる』」「首相官邸が森長官を選ぶ理由」「地銀再編ドミノが加速 地銀のコア業務純益ランキング」「メガバンクグループ 銀行支配からの脱却」「営業体制を大転換 野村証券、大和証券は変われるか」「銀行を脅かすフィンテックの進化」など、銀行、証券関係者には必見です。