最新号の第1特集「東芝解体」からの連想で、『週刊東洋経済』2014年4月19日号の第1特集「本業消失」を復刻します。「トヨタから車がなくなる」「新日鉄住金から鉄がなくなる」、それに匹敵する事態を生き抜いた企業があります。そこから学べることは何でしょうか?

そのとき、あの経営者は何を決断したのか

生き残りたいなら過去を捨てろ!

ロールモデルとなるのは富士フイルムホールディングス。デジタル化で消えゆく写真フィルムから転換し、フラットパネルディスプレー材料や化粧品などライフサイエンスを主軸とする事業モデルへ構造改革を敢行。トップから現場まで社内が一丸となって、5000人の社員削減を2度行う荒療治に取り組みました。

PART1では富士フイルムの苦闘の記録を振り返ります。「悪い数字」から逃げない、M&Aで時間を買うなど、経営戦略を5つの勝ち残りの法則に分解しました。楠木建・一橋大学教授が古森重隆会長・CEO(最高経営責任者)を直撃し、トップの経営判断を振り返ります。

PART2「日本企業の変身力」では、同様に危機に直面しても自身を巧みに転換しながら生き残ってきた企業を総まくり。年間1000アイテムの新製品を開発するアイリスオーヤマの大山健太郎社長は「何でもやるわけじゃなく、私がストーリーを決めている」と語ります。ほかにも旭化成オリックス大日本印刷コロプラの戦略も分析しました。

(週刊東洋経済プラス編集長 山川清弘) (週刊東洋経済プラス編集長 山川清弘)