当欄では『週刊東洋経済』のバックナンバーをピックアップして紹介してきましたが、2015年分50冊(2014年12月27日・15年1月3日合併号から15年12月19日号まで)をすべて公開しましたのでお知らせします。また、今週おすすめの号を3つご紹介します。

2015年分を完全網羅しました

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1冊目は2015年1月31日号、第1特集は「ピケティ完全理解」です。トマ・ピケティ氏の著書『21世紀の資本』がベストセラーとなり、来日するタイミングを狙っての特集で、部数もたいへん好調でした。700ページを超す大作のエッセンスを20分で把握、経済学界からの鳴りやまぬピケティ批判も掲載しました。また、最先端の経済学についても「部下のやる気」「おカネと幸福」など8テーマで解説しています。

2冊目は15年4月11日号、第1特集は「貧困の罠」です。病気や介護、失業など、ちょっとしたきっかけで誰でも貧困層に転落する可能性がある実態をルポしています。バイトに潰される苦学生女性の貧困最前線ルポなど、若年層の問題も取り上げました。独自推計で都道府県別で貧困の地域格差を図解したほか、ワーキングプア非正規公務員など労働者の格差も分析しています。

3冊目は15年5月30日号、第1特集は「日本型雇用システム大解剖」です。電通に続いて三菱電機でも違法残業が発覚するなど、日本企業の労働時間の長さが批判を浴びていますが、その底流にある「職務無限定」の日本型雇用慣行にスポットを当てます。日本以外の海外企業はジョブ型、日本はメンバーシップ型という働き方の違い「新卒一括採用=悪玉論」のウソと本当成果主義が総崩れしたワケ、などがトピックです。グローバルな報酬水準が職種別にわかる「アジア18職務年収データ全比較」も掲載しました。

 

(週刊東洋経済プラス編集長 山川清弘) (週刊東洋経済プラス編集長 山川清弘)