2016年も残すところ20日を切りました。『週刊東洋経済』の過去のバックナンバーを紹介するこの企画。今週は、超高齢社会で貧困、病気、孤立などの老後危機にどう備えるか、そして大量閉鎖に追い込まれたあの家電量販店に迫った号の2冊をご紹介します。

中流からの老後転落、落日の流通王

下流老人、ヤマダ電機

1冊目は2015年8月29日号、第1特集は「下流老人」です。人生90年とも100年とも言われる時代、80歳以上が1000万人近い長寿社会の日本で、貧困や病気、孤独など「下流に転落」する危機をどう避けるか。『下流老人』の著者、藤田孝典氏と神奈川県川崎市、東京都世田谷区などの老後貧困の現場をルポします。そして、家計の見直し年金はいくら受け取れるか定年後も働くシニア再就職資産運用医療費負担介護などのノウハウを探ります。巻頭特集「斜陽の王国サムスン」では、中国の下請け企業の異変を直撃しました。

2冊目は15年7月25日号、第1特集は「ヤマダ電機」。家電量販店サバイバルの中で、わずか2カ月の間に50もの店を閉鎖した家電流通の覇者の課題を総ざらい。店舗数がほぼ半減した茨城の店舗を行脚したほか、ビックカメラ、ヨドバシカメラなど各店でカメラ、テレビなど家電商品の価格を実地調査。「1分でわかる業界再編マップ」も掲載しています。さらに緊急特集「中国 経済戒厳令の衝撃」にて、高値から1カ月で3割安となった上海株を起点に、中国経済の内実に迫りました。

(週刊東洋経済プラス編集長 山川清弘) (週刊東洋経済プラス編集長 山川清弘)