新浦安の高層マンション街は築10年以上でも人気を保持

東京ディズニーリゾートを擁する千葉県浦安市。海沿いの高層マンション街は、2000年代前半に完成した物件が多い。このエリアの中古マンションは築10年以上が経過しているのに、堅調な人気を保っている。直近で、新築価格を7%上回って売買された物件もある。

この事実を意外に感じる人もいるかもしれない。確かにJR新浦安駅周辺を中心とする高層マンション街は、かつて全国でも屈指の人気を誇った。中古価格が新築の2~3割まで値上がりするケースさえあったが、東日本大震災に伴って、浦安は広い地域で液状化。ブランドが傷ついたからだ。ある仲介業者によると「購入を希望していた夫婦の親から『なんでこんな場所のマンションを購入するのか。資金援助は断る』とまで言われるケースもあった」という。

大型開発と希少性を兼ね備えた物件が人気

にもかかわらず、中古物件が値崩れを起こしていないのはなぜか。その答えとなるキーワードが「大型開発」と「希少性」である。

新浦安駅周辺は、大型開発により街並みや教育環境などが整っている。東京駅までは快速電車を使えば16分と都心部へのアクセスにも優れるが、現在は開発が一巡。このエリアに新築マンションの供給は当面予定されておらず、流通しているのは原則中古物件だけとなっている。