1月3日、有楽町駅付近で起きた火災のため、新幹線の運転は大幅に見合わせられた(読売新聞/アフロ)

今年1月3日朝6時30分ごろ、JR有楽町駅近くの建物で火災が発生した。この影響で、東海道新幹線は6時36分から11時55分まで東京─品川間で全列車の運転を見合わせ、品川─新大阪間でも列車の運休や遅れが相次いだ。

品川─新大阪間だけでも列車を運転できるよう、JR東海は午前10時すぎから、品川駅に到着した上り列車の折り返しを開始。東京駅や大井車両基地にいた乗務員や清掃作業員を急行させて対処し、1時間に「2本」の列車を新大阪方面へ出発させた。ただ予定では、1時間に上下それぞれ8~13本の列車が東京駅を発着するはずだったから、2本の折り返しでは到底足りない。

“東京駅の代替”としての期待が高い品川駅だが、新幹線の折り返しとなると、その構造上、役割を果たせない。東京方面に車両を供給する大井車両基地との線路の接続にネックがある。大井車両基地への線路は東京─品川間で分岐するため、品川駅には下り列車に充当すべき車両を送り込めないのだ。