有料会員限定

理性のベゾス 感性のジョブズ 経営者ベゾスとはどんな人物か

✎ 1 ✎ 2
拡大
縮小
好対照ともいえるベゾス(右)とジョブズだが共通点もある(写真:ロイター/アフロ)

特集「アマゾン」の他の記事を読む

技術・実務翻訳者 井口耕二 希代のカリスマ経営者として、米アップルを世界一の企業にまで育て上げたスティーブ・ジョブズ。彼が亡くなって1年余り。ポスト・ジョブズ時代をリードする次のカリスマ経営者は誰か──その有力候補とされているのが、アマゾンのCEO、ジェフ・ベゾスである。

ベゾスがアマゾン・ドット・コムを創業したのは1994年。その後、95年にサービスを開始し、インターネットの普及に伴ってアマゾンは急激に成長する。97年にはナスダックに株式を公開。最初は書籍のみを取り扱っていたが、品ぞろえを拡大し、世界最大のeコマースサイトとなった。しかも、ベゾスは48歳と、まだ若い。今後が注目されるのも当然だろう。

そのベゾスだが、生い立ちやどういった考えの持ち主なのかは、あまり知られていない。メディアへの露出をベゾスが細かくコントロールしているため、人となりなどの個人的な話が表に出ることは少ない。

ワンクリック ジェフ・ベゾス率いるAMAZONの隆盛
ワンクリック ジェフ・ベゾス率いるAMAZONの隆盛(日経BP社/288ページ)書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします。

先日ベゾスについての書籍が出版された。『ワンクリック ジェフ・ベゾス率いるAmazonの隆盛』(日経BP社)だ。この本を読むと、ジェフ・ベゾスとスティーブ・ジョブズは正反対というほど、タイプが異なる人物だとわかる。

関連記事
トピックボードAD
連載一覧
連載一覧はこちら
トレンドライブラリーAD
人気の動画
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT
有料法人プランのご案内