日本の書籍・雑誌の流通は「再販売価格維持制度」と「委託販売制度」という2つの大きな取引慣行から成り立っている。

再販制度は、出版社が小売価格を定め、値引き販売を行わないことを条件に書店と取引契約を結ぶもので、公正取引委員会から独占禁止法の例外として認められている。委託販売制度は流通段階での売れ残りを出版社に返品精算できる仕組み。取次や書店は不良在庫リスクを負わなくて済む。この2つの仕組みにより、全国の読者に多種多様な出版物が同一価格で提供されてきた。