樋口 昨年はグーグル特集(9月27日号)で、グーグルについて話をしましたが、「わかりやすい」と反響が大きかったそうで、今回はアマゾンがお題です。

樋口 理 アーキタイプ取締役パートナー
ひぐち・おさむ / ITエバンジェリスト。ロータス(現日本IBM)では「ノーツ」、デジタルガレージでは「インフォシーク」などの日本事業立ち上げで実績。アイティメディア監査役、ティアック監査役なども務める。1985年九大工学部卒。

中嶋 過去十数年、いったいどれだけアマゾンで買い物をしたことか。アマゾン・プライムは年3900円払えば送料無料で即日配送。あれが始まってから、気がつけば1日に何回もアマゾンを使っている。アマゾン・プライムはうまくできています。購入量は確実に増えますからね。

樋口 そういう人、多いよね。もう何でもアマゾンで買ってしまう。でもちょっと心苦しいのが、配送のダンボール。

中嶋 そうそう。すごいゴミの量になる。有料でもいいから「ダンボール再利用サービス」とか「次回の配送時に引き取るサービス」があれば、結構使う人がいるんじゃないかな。

樋口 ダンボールと格闘しながらも、毎日使ってしまう。そこまでユーザーを引き付けている。

アマゾンのすごさは、ほとんど毎週のようにユーザーインターフェースを細かく改善しているところにあると思う。年間2兆円近くを売る大企業になったにもかかわらず、顧客満足度を上げるために、かなり細かい単位でPDCAサイクルを回しているのがわかる。トヨタのような製造業の匂いがする。