鉄の結束で成長を続けたセブン‒イレブン。カリスマが去った後も緊張感を維持できるか

「セブン‐イレブンは鈴木会長が立ち上げ、今日まで加盟店様と本部の二人三脚によって世界ナンバーワンになりました。その原動力となっていた鈴木会長が退任することは、加盟店オーナー様におかれましてはたいへん不安に思われるところもあろうかと思います」

鈴木敏文会長が退任を発表した翌日、全国のセブン-イレブン・ジャパン(セブン)の加盟店には本部から1枚のペーパーが配布された。ペーパーは「いち早く新体制を整えるとともに、今まで以上にオーナー様のバックアップを進めてまいる所存です」と続く。加盟店に動揺が広がらないよう配慮した内容だ。

その後、加盟店オーナーに対して、本部からの説明は特段ない。少なくともここまでは、鈴木会長の退任の影響は限定的のようだ。

「甘え」を許さない構造が高収益を生む

実際、セブンの業績は絶好調だ。2016年2月期の既存店売上高は前年比2.9%増と6期連続の増収。今年度に入ってもプラス基調は続いている。コンビニにとって最大の商戦期である5月の連休中も、「天候がよかったこともあり、うちの店は前年を5%以上超えた」(都内のオーナー)。