わが世の春はどこまで続くのか。2015年度上半期のJRや大手私鉄の決算は各社とも絶好調だった。通期で見ても、会社計画を上回り過去最高を更新する会社が続出するのは確実とみられる。牽引しているのは訪日外…

2016年5月11日号
インバウンド(訪日外国人客)の増加により利用客数が順調に増加、業績的には絶好調を謳歌するJR、大手私鉄各社。不動産や流通、ホテルなど多角化事業でも、大型再開発案件が目白押し。少子高齢化の中で生き残る鉄道会社はどこか。不祥事による上場廃止から復活した西武ホールディングス、東京都心への相互乗り入れに期待をかける相鉄ホールディングス、悲願の上場が目前のJR九州など各社の動向を掘り下げる。