東芝、シャープ、ソニー、パナソニック……。大手電機メーカーは事業売却や人員整理で生き残りを図ってきた。そのうねりは、電機メーカーを支えてきた技術者たちの人生も大きく変えた。何万人という技術者が会社を去り、新たな就職先を求めることになった。

文系の職種と比べ技術という専門性がある技術者は不況やリストラに強いイメージがあった。ところが陳腐化した製品の技術者は、容赦なく切り捨てられるようになった。今、求められるのはあらゆる環境下での「サバイバル力」だ。

技術者はこれまでひたすら自分の専門性を追究すればよかったが、それだけでは生き残りが難しい。技術の変化に対応しようとすれば、現在の専門性にこだわらず新たな技術を習得する柔軟性も求められる。企業内で生き残ろうとすれば処世術も必要になってくる。要は、社内のたこつぼに安住していては、いざというとき路頭に迷ってしまうのだ。