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ユーグレナ

藻類への思いが再燃 大好きな研究に没頭

(撮影:梅谷秀司)

「中学時代から、一生白衣を着た人生を送ると周囲に言ってきた」

こう語るのは、ミドリムシを扱うバイオベンチャー・ユーグレナで主任研究員を務める丸川祐佳さん(29)。2011年にユーグレナに入社し、ミドリムシを活用したバイオ燃料開発の研究に取り組む。

幼少期から生物が好きだった。中高生時代は生物部に所属し、研究のために虫を集めて回ることもあった。日本女子大学理学部時代にミカヅキモと出合い、藻類に魅せられていく。「藻類は多様な形や動き方がかわいい」と目を輝かせる。

ミカヅキモの性フェロモンに関する研究を行った後、東京大学大学院へ進学。研究の材料に選んだのは、シャジクモという藻類だった。しかし研究がうまくいかずに挫折、コチョウランに切り替えた。このとき、「もう藻類とはお別れと思った」。

就職活動を開始したときも、一般企業で面白い研究は難しいと覚悟していた。大手精密機器メーカーや製薬会社、ゲーム会社など複数の業界を見て回った。精密メーカーからは、システムエンジニア職の内定をもらった。