鮮明になりつつある世界景気の減速感。今2016年3月期の業績予想が軒並み下振れる中で、早くも注目は来17年3月期の動向に移ってきている。主要14業種の今期・来期の天気図と、焦点の6業種(電気機器、自動車、建設、小売り、医薬品、銀行)について解説する(全33業種の来期予想減額率ランキングを本文末に掲載)。

[電気機器]スマホへの依存度と多角化の首尾で明暗

リーマンショック以降、多くの電気機器メーカーが家電など最終製品事業からスマートフォン向けなど電子部品事業に軸足を移した。近年はいかに“勝ち馬”最終製品メーカーに納入するかが勝負を分けてきた。しかし、その勝ち馬の代表格・米アップルでさえも、市場の飽和で成長に陰りが見えている。

次なる成長の種として各社が期待を寄せるのは車載事業だ。自動運転機能やヘッドアップディスプレーなど、今後電装化が見込まれる自動車は、電機業界の主戦場となるものとみられる。そこにいかに食い入るかが、電機メーカーの今後を分けそうだ。