21世紀を代表する天才的な起業家といわれるベゾス。52歳の今もカリスマ性は健在だ(ロイター/アフロ)

2016年に大統領選挙を迎える米国で、台風の目となっているのがドナルド・トランプだ。彼はあらゆるメディアであらゆる物事に対してかみつき、人気を得ているように見える。その矢面に立たされた一人に、アマゾンの創業者であるジェフ・ベゾスがいた。

13年にベゾスは、赤字の米ワシントン・ポスト紙を2億5000万ドルで買収している。トランプは「損失を抱えているワシントン・ポストを買収し、アマゾンの税金を減らすことを目的としている」とツイッター上でベゾスを攻撃した。これに対してベゾスは「とうとうトランプにバッサリやられた」とあきれつつ、「ブルーオリジンのロケットに彼の席を予約してある」と応戦。ブルーオリジンとはベゾスが00年に設立した民間宇宙開発会社であり、「ドナルドを宇宙に送ろう」というキャッチコピーで皮肉のツイートを締めくくった。

アマゾンを創業したベゾスは、現在も同社のCEOであり、取締役会長と社長を務める現役の経営者だ。しかも、世界有数の資産家である。最も恐るべき経営者と評する声も聞かれるが、配送サービスのクオリティがひときわ高い日本においては、非常に人気のある人物でもある。