有料会員限定

英語に苦手意識は不要 英検準2級合格を目指せ ライバルと語学力でどう戦っていくか

✎ 1〜 ✎ 55 ✎ 56 ✎ 57 ✎ 最新
拡大
縮小
外務省が2016年度からの入省者にTOEFLで100点以上を取得させることにした。まず英検準2級から始めれば100点は夢ではない(アフロ)

前回、筆者は読者に「意思も能力もあるライバル」がいる場合は、「逃げる」ことも一案であると勧めた。たとえば、30代のうちにニューヨーク支店かロンドン支店で勤務することが、将来の幹部への登竜門となっている会社があるとする。あなたのライバルが帰国子女で、バイリンガルだ。あなたの英語力はTOEFL(iBT)で100程度。とはいえ、これではライバルに英語力で劣ると思っても、競争から逃げる必要は全然ない。

TOEFLで100を取れるならば、米国のイェール大学、南カリフォルニア大学の入学許可がぎりぎりで得られる。この程度の英語の基礎力があれば、あとは現場で鍛えれば、仕事のうえで迷惑をかけないレベルの英語力は半年くらいでつく。会社員や公務員が海外勤務をするときに問われる英語力は、大学生のスピーチ・コンテストとは異なる。英語を通じて仕事で業績を挙げることができればいいのだ。

もっとも大学時代、英語をあまり勉強せず、高校でも英語が得意でなかったという人の場合はどうすればいいのか。いきなりTOEFLを受けることは勧めない。試験結果が極端に低いスコアだと、学習意欲をなくすだけだ。職場での競争に勝ち抜くために、どうしても米国か英国の支店で勤務したいという場合にはどうしたらいいのだろうか。

関連記事
トピックボードAD
連載一覧
連載一覧はこちら
トレンドライブラリーAD
人気の動画
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT
有料法人プランのご案内