アジアが中心の訪日客需要でビジネスホテルも潤う(アフロ)

訪日外国人客の好需要に沸くホテル業界。活況を呈すのは高級外資ホテルだけではなく、ビジネスホテルも同様だが、その背後で割を食っているのが、出張などでホテルを多用するビジネスパーソンだ。

「普段数千円のホテルが、時期によって3倍の価格に上がっている。いくら何でも高すぎる」。IT企業勤務の40代男性はそう憤りを隠さない。出張は年6回以上。今ではその都度、ホテル探しに手間取るという。

本誌では今回、ビジネスパーソン約900人を対象に、昨今のホテルへの不満についてアンケートを実施した(図1)。中でも多かったのが、「高すぎる」「予約が取れない」といった苦情だ。

[図1]
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今や東京、大阪の主要駅近郊は、1泊1万円超のビジネスホテルがザラ。希望どおり宿泊できない「ホテル難民」があふれ、アンケートでは「宿泊できないので日帰り出張を増やしている」との回答も目立った。

みずほ総合研究所の試算では、訪日外国人客が2020年に2500万人にまで増えた場合、既存の宿泊施設のみでは4.1万室の不足が生じるという。