欧エアバス製の超大型機、「A380」(Aviation Wire)

総2階建てで、座席数は一般的な旅客機の倍近く。一部にシャワールームを備えた機体もあることから、“空飛ぶホテル”の異名を持つ超大型機は、日本を代表するエアラインの針路にどんな影響を及ぼすのか。

全日本空輸(ANA)を傘下に持つANAホールディングスは、1月29日に新しい中期経営戦略を発表する。その目玉となりそうなのが、欧エアバス製の超大型機、「A380」の3機導入だ。ハワイ路線への投入が最有力で、日本航空(JAL)のドル箱に攻勢をかけるものとみられる。

ただしこのA380は、いわく付きの機材でもある。座席数は最大853と、1便で通常の旅客機2便分の乗客を運べる一方、これだけの座席を埋められる路線網と営業力がある航空会社でないと、満足に使いこなせない。そのせいもあってか、この2年間は1機も発注がなかった。

そんな機材を、ANAはなぜ、導入することになったのか。きっかけは、2015年1月に経営破綻した、スカイマークの再生支援だ。