今年11月、2人目の出産はやっと全面解禁へ。写真は2人目の出産許可証を手に喜ぶ安徽省の夫婦。(ロイター/アフロ)

すべての公共サービスを受けられない立場に追いやられたら、現代人の生活はどれほど不便になるだろうか。実際にそんな過酷な環境に置かれているのが、中国で戸籍を持たずに暮らしている“黒戸口(黒戸籍)”の人々だ。

かねてから問題は指摘されてきたが、ここにきて中国政府は本格的に対策に乗り出す姿勢を見せ始めた。

2014年7月から8月にかけ中国国家発展改革委員会は“黒戸籍”の実態把握のための人口調査を行った。調査の中心となった同委員会マクロ経済研究院の万海遠・副研究員によれば、戸籍のないまま暮らしている子供の数は、わかっているだけで約1300万人、全人口の1%に達するということだった。

北京の夕刊紙記者が言う。