宇宙空間では国籍や文化が異なる宇宙飛行士と過ごす

この記事が読まれる頃には、ソユーズに搭乗していた油井亀美也宇宙飛行士が、5カ月弱の任務を終えて地球に帰還していることだろう。油井宇宙飛行士は現在米国で国際宇宙ステーション(ISS)の長期滞在訓練を受けている大西卓哉宇宙飛行士、金井宣茂宇宙飛行士とともに、2009年の宇宙航空研究開発機構(JAXA)の選抜試験で10~12人目のJAXA宇宙飛行士に選ばれた。ISSや訓練地で彼らが見せる真摯な姿や笑顔は、明るくまぶしい。

脅威を分析し、訓練する それが心のワクチンになる

危険な放射線 閉鎖環境、孤独感

だが宇宙飛行士の職場環境は、想像以上に過酷である。宇宙空間において、彼らを取り巻くストレスは多岐にわたる。身体面では、無重力環境が平衡感覚をつかさどる内耳の前庭器官などに悪影響を与える。宇宙からは危険な放射線が降り注ぐ。