訪日外国人の勢いが止まらない。大阪、京都、東京では、ホテルの予約難が常態化している。大阪出張した知人は、やむなく神戸に宿を取ったとぼやいていた。彼は、お手頃価格で知られる有名ホテルチェーンに1泊3万円という「びっくり価格を提示された」そうだ。

これではとても東京五輪時の観光客に対応できない。圧倒的に不足する宿泊施設を補完するためのニュービジネスが勃興しそうだ。民泊である。一般家庭が観光客などを自宅に泊めて、宿泊料をもらう仕組みだ。応用編として、大都市のアパートオーナーは空室を有効活用できそうだ。深刻さを増している空き家の対策としても使えるだろう。

民泊万歳だが、その事業化の過程では注意が必要だ。民泊に関する規制緩和に際し、許可制が残ったり、「自治体からの委託に基づく」などの条件が加わったりして、民泊の自由度が台なしになる可能性があるからだ。