世界の株式市場は、リスク資産に買いが集まるリスクオンの傾向が強まっている。9月下旬に当面の底を打ってから、株価は10%程度上昇した。

2014年10月に量的緩和策(QE)が終了して以来、市場ではFRB(米連邦準備制度理事会)がいつ利上げに踏み切るのかが最大の関心事であった。対する株式市場の反応はさまざまだが、おおむね早期利上げ観測が強まると株価下落、観測が弱まると株価上昇であった。ただ悪い経済指標が出た場合は、利上げ観測が弱まっても株価は下落するときもあった。

このように市場の反応にバラツキが出るのは、金融政策のパラダイムが変わろうとしている時期であり、金融政策スタンスに対する評価が混乱しているためである。