(イラスト:ほししんいち)

優れた管理組合なら管理会社との付き合いもうまく、適切な管理費で美観が保たれる。だから「マンションは管理を買え」といわれるわけだ。資産価値を守る管理のポイントはどこにあるのだろうか。

Q1 理事会の任期は1年。総入れ替え制です。メリット・デメリットは?

総入れ替え制のメリットは、多くの人が理事を経験すること。それにより当事者意識が芽生える。デメリットはメンバーが毎年入れ替わるのでノウハウが蓄積できないことだ。

「任期2年・半数入れ替え制度を提案している。半数が残ることで継続性が確保できる」と日本ハウズイングの川中真建物管理部マンション企画グループ長。同社は顧客の8割をリプレース(管理会社の変更)で獲得する、独立系の管理会社だ。任期2年に対し初めは難色を示す住民もいるが、一度導入されるとスムーズにいくことが多い。

一方で「理事経験者の増加スピードの観点でやはり1年任期の輪番制が理想。修繕やIT化、植栽など課題があるときは、その都度、専門委員会を立ち上げれば課題に継続して取り組める」(マンション・コンサルタント大手、シーアイピーの須藤桂一社長)という指摘もある。輪番ではなく立候補中心の組合も少なくない。マンションの規模、組合員の意識などによってメリット・デメリットは変わってくる。