アパートやマンションなど賃貸不動産に対する金融機関の融資、通称「アパマンローン」の貸し出し競争が苛烈を極めている。特に地方銀行や信用金庫といった地域金融機関の攻勢が激しい。

埼玉県のある企業経営者は北関東の複数の地銀から、変動金利年0.5~0.6%という過去に見たことのない低さのアパマンローンを提案されたと明かす。都内の不動産投資家も、30年の固定金利1.3%の提示を信金から受けたという。

都内の信金幹部が愚痴をこぼす。「必死の思いで変動金利年0.8%の10億円の賃貸マンション融資をしたのに、ある地方銀行に0.5%台で奪われてしまった」。しかもこの話には続きがあり、その後、別の信金が0.3%台の金利を出して肩代わりしたという。

預貸率が上がって担保も万全という魅力