10月20日、ロンドン・バッキンガム宮殿でエリザベス女王(右)主催の晩餐会であいさつする習主席(ロイター/アフロ)

習近平国家主席は、9月下旬の訪米に続き英国を訪れ、10月19日から23日まで滞在した。中国では「訪米は調達、訪英は投資が目的」と説明されている。習主席の滞在中に、英国側と交わした契約は総額400億ポンド(約7.4兆円)に及んだ。2014年6月には李克強首相も訪英し、300億ドル(約3.6兆円)の買い物をしている。

10月21日、首脳会談後の記者会見で習主席は、「両国の黄金時代を開く」と宣言した。その主眼は経済交流の強化にある。

訪英には企業家の代表団150人が随行した。9月の訪米に随行した企業家はアリババ創業者の馬雲氏などIT企業家が中心だったのとは異なり、今回訪英した企業家の代表団は金融やインフラ、エネルギー、自動車、航空、保険、文化、投資など多方面にわたった。

投資の目玉案件は原発プロジェクト 

今回の訪英での投資の目玉は、中国が建設にかかわる英国西南部のヒンクリーポイント原子力発電所プロジェクトだ。総投資額180億ポンド(約3.3兆円)で、中国企業が33.5%を投資する。