安倍晋三首相は新たな3本の矢を発表した(撮影:尾形文繁)

第2次安倍晋三政権発足以前から大規模金融緩和の必要性を声高に唱え、アベノミクスの原案作りにかかわってきた自民党の山本幸三衆議院議員。議員連盟「アベノミクスを成功させる会」会長でもある山本氏は、9月24日のアベノミクス第2ステージの発表を聞いて驚き、怒りをあらわにしたという。

政策リストから「金融政策」の語句が抜けるなど、第2ステージの内容は寝耳に水だった。「安倍政権の経済政策を主導するブレーンに大きな変化が起きた」と永田町筋は見る。

[図表1]
拡大する

策定作業から除外されたリフレ派 

安倍首相の側近、世耕弘成内閣官房副長官は内情をこう説明する。

「政策の出どころは基本的に、首相が秘書官らと意見を出し合い、最後は首相が決断するという形で変わっていない。ただ前のアベノミクスでは金融政策などで内閣官房参与の本田悦朗氏や浜田宏一氏らにアイデアをもらったが、今回の新アベノミクスは違うところを重視した」 

本田氏らは「アベノミクスを成功させる会」の勉強会講師に招かれるなど山本氏とは親しい仲だ。つまり本田氏や山本氏らのようなリフレ派はアベノミクス第2ステージの策定作業から除外されていたようだ。