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「次の主戦場はアプリ」 直撃インタビュー ヤフー宮坂社長が激白

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PCからスマホ、そしてアプリへ。ヤフーが変貌しようと、もがいている。

日本のインターネット黎明期、1996年に産声を上げたヤフー。ネット社会の急拡大を追い風に、検索などのサービス開始から、18期連続増益を実現した(図表1)。今期も増益が濃厚だが、これはアスクル連結化によって、株式再評価益約600億円が計上されるためだ。

[図表1]
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足元の事業環境は必ずしも盤石でない。PC時代に握った覇権を、スマートフォン普及が進む中でも維持できるのかが、今後を左右する。

6月には、親会社ソフトバンクグループ副社長のニケシュ・アローラ氏がヤフー会長に就任し、経営体制も様変わり。事業戦略について宮坂学社長を直撃した。

アローラ会長とどのような関係をつくるか。今後の海外M&Aについては慎重さを見せた。(撮影:今井康一)

──5月にスマホ向けサイトとアプリで、画面デザインの全面リニューアルに踏み切ったが。

慣れ親しまれてきた画面デザインを一新することには、賭けの要素も多かった。実際に一瞬、利用者の伸びが止まったものの、最近は再び増えてきており、順調だ。

社内の編集者が選ぶニュースに加え、閲覧されたデータを分析、利用者の関心のありそうな記事を配信する、アルゴリズム技術の精度向上にいちばん時間をかけている。

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