「未来は作れる。可能性のその先に何があるのか──。それが、まったく新しい2016年『プリウス』だ」 空中に現れた真っ赤な車体は高く舞い上がり、ゆっくりとステージに降り立った。

9月8日、米ラスベガスでトヨタ自動車が新型プリウスの世界初のお披露目、ワールドプレミアを行った。1997年の初代プリウスから数えて4代目、日米で大ヒットした現行モデルから6年半ぶりのフルモデルチェンジとなる。

新型プリウスは、シャープなヘッドランプと独特の曲線を描くテールランプが特徴的だ。全長、全幅が拡張された一方、全高は低く抑えられており、スポーティな印象を受ける。どちらかというともっさりした現行モデルより洗練されたスタイルになった。

イメージカラーも、従来の水色や緑ではなく、鮮やかでかつ深みがある赤に一新された。力強さや大胆さを打ち出したいトヨタの狙いが見て取れる。

スタイルとサイズ以外、発表会で性能の詳細はいっさい明かされなかった。だが当然、燃費性能は大幅に向上している。日本の基準でガソリン1リットル当たり40キロメートルを実現。これは現行モデルを2割超上回る水準だ。