前にこの欄で「私は『虹を掴む男』だ」と書いたことがある。若い頃に見たダニー・ケイ主演の映画で、目前に展開していることから、突拍子もない夢想の世界に入り込む性癖のある人物の話だった。私にもこの性癖があって、人と話をしているとよく相手から、「オレの話を聞いてる?」と注意される。

『虹を掴む男』の原作はジェイムズ・サーバーの短編小説。数十年前に映画化されて日本でも上映された。「あのクセはオレにもある」とケイに自分を重ねて、妙な共感を覚えたことがある。

最近、深夜(というより未明)のBS放送で『LIFE!』という映画を見た。見終わって目が冴えてしまった。感動したためだ。

私は映画の最後に延々と続く人名・関係者のタイトルを根気強く見る。「この作品にはこんなにも多くの人が関与していたのだ」という確認と、その意味をかみしめるためだ。