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「型破り」をする上司は ルーチンをこなす人 職場で実践できる「中期分析」の方法(2)

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「信頼醸成のため」の日ロ首脳会談となった、橋本・エリツィン会談。型破りの会談を用意したのは、ルーチンワークをこなす外務官僚だった。(AFP=時事)

前号で上司の四つの行動様式について紹介したが、今号は第1のタイプである「自分がやるべきことをきちんと処理するタイプ」の上司についての話を続ける。このタイプの上司は、ルーチンワークを面倒くさがらずに消化する。毎日、職場に来ると新聞にきちんと目を通す。ちなみに最近、職場で新聞にいっさい目を通さない上司もいるが、こういう人たちは情報収集に後れを取るだけでなく、誰かが「実は、極秘の話ですが、こんな情報があります」というヒソヒソ話で伝えられる情報に乗せられやすい。

この種の極秘情報のほとんどは、新聞に出ている。そのため、新聞に出ているほかの関連情報と併せて理解することで、耳打ちされた情報の信用性、軽重の度合いを正しく判断することができる。思い込みが激しく、情報操作されやすい上司の下では、部下が不必要な苦労をすることになる。

一般的に、ルーチンワークをきちんとこなす上司は、基本的生活習慣についても几帳面だ。まず、事務机の上がきれいに整理整頓されている。それだけでなく、キャビネットの書類もきれいに整理されている。逆に机の上に書類が山のように積み重ねられている上司のキャビネットは、ゴミ箱のようになっているのが通例だ。

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