写真はJR名古屋駅。駅ビルには高島屋もある(撮影:尾形文繁)

「ヨドバシ断念、ビックが出店へ」──。JR名古屋駅前の新ビル内へのテナント出店をめぐる大きなニュースが流れたのは、今年5月中旬のことだった。その舞台は、東海旅客鉄道(JR東海)が建設中の「JRゲートタワー」(上写真)。JR名古屋駅に直結し、高島屋やホテルなどの入居がすでに決まっている。

本来なら、その9~11階部分にはヨドバシカメラがテナントとして入り、名古屋での1号店をオープンするはずだった。ところが、ゲートタワーは基礎工事の遅れなどから、当初16年春だった商業フロアの開業予定が17年4月にずれ込むことが決定。遅延問題に関するJR東海の対応に不満を抱いたヨドバシが契約を解除し、予約金の返還と違約金の支払いを求める裁判を起こす騒動になった。

そのヨドバシに代わってテナント入居が決まったのが、ビックカメラだ。ビックによると、「ビルの計画当初から入居を希望していたが、そのときは条件面などでヨドバシに決まってしまった」。ヨドバシの解約によって、一度はあきらめたゲートタワーへの出店が実現する。