スギ花粉症

8割に効き目あり 舌下薬で気軽に治療

春になると憂鬱な気分になる人は多い。花粉アレルギーである。花粉症のほとんどを占めるスギ花粉症の患者は国内に推計で3000万人前後いるとされる。

そのスギ花粉症治療で効果を上げているのが免疫療法だ。病気の原因となる物質を少ない量から徐々に増やし、その物質そのものに体を慣れさせる。舌下免疫療法は舌の下にスギ花粉の成分を含む液を投与し、スギ花粉に反応するアレルギー体質を変えていく。これまでも注射による免疫療法があったが、注射時の痛みや、毎回、通院しなければならない不便さがあった。それが自宅で、舌の下の粘膜から吸収させることができるようになった。昨年から健康保険の対象になっている。

薬液を舌の下に入れて2分待つ。後は飲み込むだけ

この治療法を積極的に行う、ゆたクリニック(三重県津市)では、治療を受けた患者のうち20~30%で花粉症が治癒、30%以上で花粉症治療薬の使用量が激減、20~30%は以前より症状が軽くなった。