ある流通業の幹部は今の個人消費動向をこう表現する。「蜃気楼消費」。光の異常屈折で、地上の物体が浮き上がって見えたり、遠くの物体が近くに見えたりするのが蜃気楼である。個人消費に関する各指標は回復傾向を…

2015年7月11日号
「爆買い」に沸く首都圏と客数減に泣く地方。ロイヤルホストからガストへ客がシフトする理由…。実は消費動向にはまだ不安がいっぱいだ。
(本誌:消費関連取材班)
ある流通業の幹部は今の個人消費動向をこう表現する。「蜃気楼消費」。光の異常屈折で、地上の物体が浮き上がって見えたり、遠くの物体が近くに見えたりするのが蜃気楼である。個人消費に関する各指標は回復傾向を…