専門家は今、どんな銘柄に注目しているのか。まずは王道のグローバルスタンダード銘柄を挙げたのが、ロータス投資研究所の中西文行代表だ。

グローバルスタンダードの王道に投資

中西文行 ロータス投資研究所代表
なかにし・ふみゆき●法政大学経営学部卒、岡三証券入社。SMBCフレンド証券投資情報部部長などを経て独立

「公的年金基金、日本銀行、外国人投資家などの大きな資金が向かいやすいのは、日経平均株価やJPX日経インデックス400の採用銘柄で、米国預託証券(ADR)を発行している大型株。円安が追い風になる海外販売比率が高い銘柄ならなおいい」

この基準で中西氏が注目するのが、農業機械大手のクボタと、大手車載部品メーカーであるデンソーだ。クボタに注目する理由は、2010~20年で8兆ドル規模といわれるアジア圏のインフラ投資の本格化と、インド、中国、ベトナムなどでの農業への機械導入だ。

[図表1]
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クボタは水処理システムの海外展開に力を入れており、5月初旬にはミャンマーで水処理施設の建設を受託したと発表。今後、本格化するアジアのインフラ投資は同分野の需要増につながりそうだ。また、主柱の農業機械もアジアでの普及が進むと予想される。