(出所)大学通信 (注)開智は中高一貫校と高等部の合計
(注)既卒者を含む (出所)大学通信

 

「浪人してまで早慶に入りたい子はもういない」。駿台予備学校の石原賢一・進学情報センター長はこう指摘する。

かつては、難関校である早慶には浪人してでも入りたい、あるいは1浪して東京大学に落ち、早慶に来るという受験生がいた。ところが今は早慶であっても浪人は少数派。学部によって違うがおおむね6~8割が現役組だ。「何が何でも早慶」という熱烈な受験生はいなくなった。

「今の高校生は受験で無理をしなくなっている。社会が成熟したからなのか、頑張っても変わらないと感じている子が多い」(石原氏)という。

だから早慶がダメならMARCHを狙う。受験生の志望校選びにおいて、早慶とMARCHの間にもはや心理的なミゾはなくなっている。模擬試験で合格可能性の低い判定が出れば簡単に志望校を変える。

河合塾の近藤治・教育情報部長は、そんな現代の受験生気質に対し「親も受験生も、最低限、ここなら行ってもいいと思う大学を最初に決めるべき」とアドバイスする。