米カリフォルニア州マウンテンビューの本社オフィス。就職希望者が後を絶たない

永遠に成長する企業に最も適した人事体系があるとしたら、それは永遠に完成しないだろう。

誰もが働いてみたいグーグル。その人事部門のトップを2006年から務めるのがラズロ・ボック上級副社長だ。1972年、共産主義政権下のルーマニア生まれ。マッキンゼー・アンド・カンパニーやGE(ゼネラル・エレクトリック)で勤務。日本で英語教師をしたこともある。4月に米国で発売された著書『ワーク・ルールズ!(Work Rules!)』(小社より7月刊行)ではグーグルの採用、評価、報酬、福利厚生などがつまびらかにされている。その仕組みは不断の進化を続けている。

10年間で社員は6000人から6万人へ10倍に拡大(!)。それでも創業時の理念を全社員が共有している。(以下、青字は『ワーク・ルールズ!』より引用)

私がグーグルで過ごしてきた時間は実験と創造の急流下りのようなものだった。へとへとになったこともあれば、いらいらが募ることもあったが、目的、自由、創造に満ちた環境を作り出すべく、つねに前進を続けてきた。