やるまいと思えどやはりやっている──。近頃の私の感懐だ。やはりやっているというのは、本や新聞のページをめくるときに指をなめて唾(だ)液(えき)をつけることだ。若い頃、私は“くらしの美学”として、三つ… この号の目次ページを見る この続きを読む(有料会員ログイン) 有料会員登録はこちら 有料会員(プラス会員)とは 前の記事 この連載の一覧 次の記事 関連記事 「頭の中の消しゴム」とはよく言ったもの購読者限定 もの忘れ防止法 R・D・ウィングフィールドの旧作ミステリー購読者限定 夜ごとの励まし手はドジなフロストさん 高校野球、リオ五輪選手と二宮金次郎の共通点購読者限定 “最後まであきらめない”は孤独との闘い 上田秋成と中一弥、それぞれの亡妻購読者限定 骨まで愛した夫婦愛 未練を爆発させよ購読者限定 行き詰まったら別のことを したたかさを磨く購読者限定 耳が聞こえなくなっても