子会社が巨額の減損を出したのに、親会社は「認識しない」と言って、その巨額損失をいっさい計上しない。そうかと思えば、過去に減損した株を、10年以上経ってから「戻し入れる」と突如宣言し、巨額の利益を計上…

2015年4月11日号
IFRSの減損は謎だらけ。同業他社との比較が困難な異常事態やROEの急激な低下、IFRS導入で黒字化する不可思議なからくりを会社側の証言を交えて検証する。
(本誌:本誌:田邉佳介、秦 卓弥、渡辺拓未、筑紫祐二、小長洋子、長谷川 愛、山田雄一郎)
子会社が巨額の減損を出したのに、親会社は「認識しない」と言って、その巨額損失をいっさい計上しない。そうかと思えば、過去に減損した株を、10年以上経ってから「戻し入れる」と突如宣言し、巨額の利益を計上…