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ワシントンに行った意義 ビビ(ネタニヤフ首相)が

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ビビの愛称で知られるイスラエルのネタニヤフ首相が、ホワイトハウスに知らせずに米連邦議会の共和党員の招待を受け入れ、オバマ米国大統領のイランに関する政策を批判しにやって来たのは、どういう風の吹き回しだろうか。

ネタニヤフ氏は共和党支持者の称賛を渇望したのだろうか。2016年に共和党が政権を勝ち取るチャンスに賭けているのだろうか。世論調査を見るかぎり、それは極めて危険な賭けだ。

あるいは米連邦議会を彼自身のキャンペーンに利用しているだけだろうか。

これも賭けであるように見える。イスラエル人の多くは、オバマ氏と多くのユダヤ系民主党員に対するネタニヤフ氏の挑発に対し極めて批判的であった。2人の元モサド(諜報機関)長官が、ネタニヤフ氏はこれ以上首相を続けるべきではないというイスラエル人たちの声に同調した。11年にモサドの長官だったメイール・ダガン氏はワシントンでのビビのスタンドプレーを「イスラエルの未来と安全を破壊するもの」であると評した。

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