2月中旬。フランスで起きた一連のテロ事件で標的になった週刊新聞シャルリー・エブドの旧本社前へ足を運んだ(現編集部は移転)。パリ11区にある旧本社は、1789年のフランス革命の記念柱が立つバスティー…

2015年3月7日号
世界中が欧州の動向をかたずをのんで見守っている。ついに始まるECB(欧州中央銀行)の量的緩和、ギリシャ支援の行方、パリの新聞社襲撃がえぐり出した文化的・宗教的な対立、そしてEU離脱も争点となる英国総選挙・・・。現地ルポを交え、欧州の今を読み解く。
(本誌:松崎泰弘、西澤佑介、二階堂遼馬、中川雅博、福田 淳、山川清弘)
写真:1816年に起きた難破事故を基にした『メデュース号の筏』(テオドール・ジェリコー)。座礁か生還か、欧州の知恵が問われている(Bridgeman Images/アフロ)