「2年目はうまくいかないとのジンクスを乗り越えられなかった」。シャープ関係者は唇をかむ。

中計2年目でつまずいた大きな要因は、主力事業である液晶パネル事業の失速だ。特にタブレットとゲーム機向けの需要減少が響いた。

シャープは主力の三重・亀山第2工場で米アップルのアイフォーンなどスマホ向け、さらにアイパッドミニや中国・小米(シャオミ)のミーパッドといったタブレット向け、任天堂のゲーム機向けなどの中小型液晶パネルを生産している。

タブレット市場は勢いを欠いている。アイパッドミニは想定の需要を下回り、ミーパッドも昨夏減速。さらにゲーム機も目標未達だった。

[図表1]
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亀山第2工場は第8世代という大型ガラス基板からパネルを大量に切り出せるのが強みだが、「一製品の取引量が多く、需要変動の影響を受けやすい」(シャープ関係者)。

亀山第2では、タブレット向けの落ち込みをテレビ向け大型パネルの増産で補い、フル稼働を維持している。ただ好採算の中小型パネル比率の低下は痛い。

小米の成長が支えた上期の“独り勝ち”