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小泉光臣 JT社長 完全民営化されても何の心配もない

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JTの2014年の国内紙巻きたばこの販売数量は、消費増税による値上げの影響から例年以上に落ち込んだ。海外の主要市場も規制の強化で逆風が吹き付ける。今後の展望を小泉光臣社長に聞いた。

こいずみ・みつおみ●1957年生まれ。81年東京大学卒、同年日本専売公社入社。2012年から現職。(撮影:梅谷秀司)

──消費増税の影響は想定の範囲内だったのか。

ここ数年、国内たばこ市場は年率2~3%で縮小してきたが、消費増税の影響を受け、14年12月単月で4.1%減った。この縮小幅は想定内だ。一方、競合他社が比較的低価格の新製品を投入した影響もあり、当社の販売数量は5.9%落ちた。ただ、これによって戦略を変えることはない。基本的には付加価値商品を導入し、売上金額ベースの市場シェアを上げていく。他社の低価格品に対抗し、短期的な数量ベースのシェアにこだわるつもりはない。

──今後の戦略は?

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