円安進行で為替差益を期待できる海外金融商品の魅力が高まっている。将来的な物価上昇による円資産の目減りを懸念する人たちにとっても、海外金融商品は資産防衛の有力な選択肢になるだろう。

とはいえ、海外の金融商品を直接購入するのは言葉の壁もあり不安。そういう初心者でも手軽に海外に投資できるのが投資信託だ。投信なら間接的に海外の株や債券、さらには不動産にも投資できる。

投資情報会社モーニングスターの集計によると、2014年の1年間で投資家の「買い」が「売り」を上回って、資金純流入となった「売れ筋投信」は図表1のようになった。いずれも海外資産を投資対象としており、低金利が続く日本国内では得られない高い利回りを目指す商品だ。

資金純流入額ランキングで1位となったのは「野村ドイチェ・高配当インフラ関連株投信」(米ドルコース、毎月分配型)。ガスや電力の供給網を運営する英ナショナル・グリッドをはじめとしたインフラ関連企業の株式を主な投資対象とするファンドだ。昨年1年間で一気に純資産額1兆円超のファンドに成長した。