
英語教材はどれを使うべきか。TOEICに関連するものだけでも非常に種類が多い。ただ、長年いろいろな本が出てきた結果、定番はある程度決まってきている。基本的にはその中から選べばいいのではないか。
そうした定番の教材本をいくつかを手に取ってみたとき、あるいはスマートフォン用のアプリなどでもそうなのだが、自分にしっくりこないことがあるだろう。
人気があるからとか、力がつくと定評があるからといっても、自分が見やすいかどうかの感覚は大事。英語学習は継続しなければ力がつかないからだ。腕時計などと同じで、ちょっと嫌だなと思うものを持ち続けるのは大変だ。装丁がダサいとか、所有欲をそそられないものを持ち続けるのは、地味にストレスがたまる。人にすすめられても、嫌いなものはすぐに購入せず、迷ったほうがいい。これはTOEIC以外の教材にも共通する。
著者のプロフィールをきちんと確認すべき

教材を選ぶ際に、著者が有名であることも評価するうえで大事な要素。TOEICの受験歴や満点を何回取っているのか、といった情報はきちんとチェックすべきだ。TOEIC以外の教材の場合、著者の実力を客観的に評価しにくいが、少なくともプロフィールはきちんと見ておいたほうがよい。
今はブログなど情報収集手段もたくさんある。ブログの筆者の意見が信頼できるかどうかも、その筆者のプロフィールを見ればわかる。
ただし、英語を続けていくモチベーションとして、「この先生の言っていることが好きだ」という人がいるのなら、それは優先したほうがいい。結果として実力アップが遠回りになる可能性もあるが、学習を継続しようとするモチベーションを保つことのほうがより重要だからだ。
教材はオンライン書店で買うよりもリアル書店へ行って、売れ行きランキングを確かめて買うのをおすすめする。ネットの場合、読者の評価を上げるテクニックもあるからだ。また書店に行けば、実際に手に持った感触もわかる。ベストセラーの中から好みで選べば、少なくとも外すことはないだろう。