わたなべ・あつし●1984年生まれ。東京外国語大学卒。TOEIC990点満点。porpor(ぽるぽる)名でブログなどで英語学習について発信。(撮影:今井康一)

英語教材はどれを使うべきか。TOEICに関連するものだけでも非常に種類が多い。ただ、長年いろいろな本が出てきた結果、定番はある程度決まってきている。基本的にはその中から選べばいいのではないか。

そうした定番の教材本をいくつかを手に取ってみたとき、あるいはスマートフォン用のアプリなどでもそうなのだが、自分にしっくりこないことがあるだろう。

人気があるからとか、力がつくと定評があるからといっても、自分が見やすいかどうかの感覚は大事。英語学習は継続しなければ力がつかないからだ。腕時計などと同じで、ちょっと嫌だなと思うものを持ち続けるのは大変だ。装丁がダサいとか、所有欲をそそられないものを持ち続けるのは、地味にストレスがたまる。人にすすめられても、嫌いなものはすぐに購入せず、迷ったほうがいい。これはTOEIC以外の教材にも共通する。

著者のプロフィールをきちんと確認すべき

教材を選ぶ際に、著者が有名であることも評価するうえで大事な要素。TOEICの受験歴や満点を何回取っているのか、といった情報はきちんとチェックすべきだ。TOEIC以外の教材の場合、著者の実力を客観的に評価しにくいが、少なくともプロフィールはきちんと見ておいたほうがよい。

今はブログなど情報収集手段もたくさんある。ブログの筆者の意見が信頼できるかどうかも、その筆者のプロフィールを見ればわかる。

ただし、英語を続けていくモチベーションとして、「この先生の言っていることが好きだ」という人がいるのなら、それは優先したほうがいい。結果として実力アップが遠回りになる可能性もあるが、学習を継続しようとするモチベーションを保つことのほうがより重要だからだ。

教材はオンライン書店で買うよりもリアル書店へ行って、売れ行きランキングを確かめて買うのをおすすめする。ネットの場合、読者の評価を上げるテクニックもあるからだ。また書店に行けば、実際に手に持った感触もわかる。ベストセラーの中から好みで選べば、少なくとも外すことはないだろう。