はこだ・かつよし●英会話イーオン東京本社法人部勤務。研修カリキュラム作成も行う。楽天社員の英語力研修も担当。TOEIC990点満点。(撮影:尾形文繁)

スピーキング力を高めるなら、1年計画を立て、3カ月ごとに重点ポイントを変えるとよい(図表1)。会話にはリスニング能力も必要だが、アウトプットに絞ると語彙、文法・構文、発音、スピード(即答力)、内容などの要素がある。単語や文法は自分のレベルに合わせて学ぶ。初級者はTOEIC単語や英検2級レベル、中級者は英検準1級か自分で仕事に使う範囲に限ったレベル、上級者ならビジネス単語やニュースに出る語彙の把握を目指していくとよい。文法も同様だ。

[図表1]
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発音は、日本人アクセントでも気にしない、と割り切れるなら通じるレベルまででもOK。気にする人は音声教材の音読で鍛えよう。発音がよくなると自信がつき、積極的に発言できるようになる。

スピード面では、瞬間的に英作文する脳のトレーニングが有効。同じパターンの例文を何度も口で繰り返して「自動化」するとよい。

内容面では、論理的に考える癖をつけるほか、相手の質問に対して結論→理由→例示という3点セットで返答するのを意識する。

話し続ける訓練になるフリーライティングもおすすめだ。タイマーを2~3分にセットして、話すように書き続ける。スペルを間違えても直さず、止まってはいけない。詰まったらI don’t know what to write(何を書けばいいかわからない)でもいいから書く。後から読み直すと、どこで詰まるか、同じことを繰り返しているか一目瞭然で、弱点補強にも役立つ。

こうした基礎力の向上の合間にちょっとしたテクニックを入れると、上達が速くなる。たとえば左ページのAction Verb。簡単な動詞を使うより、フォーマル感が出てくる。