まつもと・しげる●立教大学経営学部国際経営学科教授、同学部バイリンガル・ビジネスリーダー・プログラム主査。2014年から同大学グローバル教育センター長。

仕事はできても英語はできない日本人が多いというが、海外では英語ができないと能力がないと見なされてしまうことがある。

仕事ができれば英語もできるようになる。ただし海外部門など特定の部署でなければ、日常的に英語を使うことは多くない。だから工夫が必要で、自分の仕事の内容を「英語化」するとよい。

仕事の準備は普段から英語でもする。たとえば、社内プレゼンテーションの資料を英語でも作るくらいになれば勉強になるはずだ。

オフよりオンの時こそ4技能の力が試される

仕事のオフに食事や酒の席で英語を使うなら、日本の経済状況や文化・慣習などを話せれば何とかなる。だがビジネスの現場では聴く、読む、話す、書く、の4技能すべてができないと使い物にならない。

とはいえ、単語や文法を一から学び直すのは骨が折れる。教材も退屈だ。そこで時事問題が易しい英文で書かれた教材を使う。中学、高校の単語力レベルで読めるシリーズには、ビル・ゲイツ氏やゴールドマン・サックスが主題のものもある。

まず速読をする。音読ではない。読むスピードを上げる。速く読めなければ、速い英語を聴き取れるようにならないからだ。ビジネス関連なら内容に興味を持てるうえ、類推が利くので読み遂げられる。