日本のビジネスパーソンにとって、永遠の課題ともいえるのが英語力の向上だ。社員にTOEIC(R)テストを受験させ、そのスコアを人事評価に反映する企業が増えている。書店の店頭には、TOEIC対策本があふれかえっている。新年を迎え、「今年こそマスターしたい!」と考えている人が多いのではないだろうか。

英語の技能は「読む」「聴く」「話す」「書く」の四つに分けられるが、最近特に重視されているのが、話す力と書く力。つまり、“実践の場で使える英語”の習得だ。2012年に英語を社内公用語化した楽天はTOEICに加え、話す力を測るスピーキング能力テスト「Versant(ヴァーサント)」の導入を推進。三木谷浩史会長兼社長も「ビジネスには話せる、聴ける力が必要」とプッシュする。

社員を積極的に海外留学させる企業も出てきた。産業機械メーカーの不二越は12年度から、約50人の新卒社員全員を海外留学させている。9月から約2カ月、対象校は米国、カナダ、英国で計10校以上。14年度の新卒社員はTOEICの平均スコアが留学前575点から留学後650点に上昇した。同社の語学留学プログラムを手掛けるのは、大学生中心に海外留学をサポートするイー・エフ・エデュケーション・ファースト・ジャパン。11年に社会人向けのプログラムを開設したが、企業のニーズは高まっているという。

1年で伸ばす英語学習 話す力をつけるには