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メタバースへの熱狂と当局の静観 新たなビジネスチャンスと捉えた中国企業

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仮想空間ビジネスの大国になりうる中国。だが民間の熱狂と当局の慎重姿勢は対照的だ。

昨年11月北京で開かれた国際輸入博覧会で、VR機器を試す来場者(新華社/アフロ)

昨年7月、旧フェイスブック(現メタ)が事業の中核をSNSから3次元の仮想空間であるメタバースへ移行すると表明した。米議会で同社の経営姿勢への批判が高まる中、10月末に社名をメタに変更した。こうしたニュースを新たなビジネスチャンスと捉えたのが中国企業だった。

メタバースは世界的にも定義が明確ではない。サイバー空間上に別世界をつくることで、娯楽、社交、そしてビジネスのフロンティアになりえると期待されている。現状では多人数同時接続型ゲームであるフォートナイトやロブロックスなどが、それに近いとされる。

仮想現実(VR)や拡張現実(AR)技術に加え、第5世代移動通信技術(5G)やクラウドコンピューティングの成熟によって、低遅延、多数接続、深い没入感を与えるサイバー空間への接続が実現に向かいつつある。

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