10月29日、ソフトバンクグループ(SBG)傘下の「ソフトバンク・ビジョン・ファンド(SVF)」が、日本のベンチャー企業に初めて投資したことが明らかになった(詳細はソフトバンク「巨大ファンド」がほれた製薬企業の実力」)。

では、これまでSVFは世界のどんなベンチャーに投資してきたのか。今回、東洋経済では、SBGが2021年6月末時点で「投資完了済み案件」として公表している2号ファンドの投資先を調査。本社を置く国名や事業概要を加えた一覧表(下記)を作成した。

2017年に発足した運用総額10兆円の1号ファンドでは、物流やフィンテック、モビリティ分野の投資が多かった。一方、2020年に開始した投資枠4兆円の2号ファンドは、消費者向けサービスを筆頭に、法人向けのソフトウェア、製薬・医療分野の投資を急加速している。

1号ファンドに比べ、グローバルで著名なベンチャーは少なく、特定の地域でシェアが高い企業や、より専門的なサービスや技術を手がける企業が多い。

ソフトバンク・ビジョン・ファンドでアジア地域の投資責任者を務める松井健太郎氏は、「(ファンドの出資先には)ソフトバンク、ヤフー、韓国NAVERなど、ファミリー企業との協業機会を提供できる」と話す。この利点を生かし、いずれ日本に進出してくる企業が出てくるかもしれない。

孫正義社長が見定めた約90社に上る投資先一覧は以下の通りだ。